WordPressの処理フロー

ブラウザのアドレスバーに入力されたURLから、Wordpressがページを表示するまでの処理フローを解説します。

index.php

※格納場所:サイトドメインのルートディレクトリ直下
Wordpress上で扱う全てのページ表示の起点となるスクリプトファイル。
サーバーがこのスクリプトを参照すると同時に、Wordpressのルートディレクトリ直下にある「wp-blog-header.php」が読み込まれ、ここから様々な処理が行われる。
※17行目

wp-blog-header.php

※格納場所:Wordpressのルートディレクトリ直下 (wp-admin、wp-includes、wp-content と同階層)
index.php から読み込まれると同時に、以下の処理が行われる。

  • wp-load.php を読み込み – 13行目
  • 基本関数 wp() を実行 – 16行目
  • template-loader.php を読み込み – 19行目

wp-load.php

※格納場所:Wordpressのルートディレクトリ直下
wp-blog-header.php から読み込まれると同時に、以下の処理が行われる。

  • WordPressルートディレクトリのシステムパスを定数化(ABSPATH) – 21行目
  • wp-config.php を読み込み – 50行目

wp-config.php

※格納場所:Wordpressのルートディレクトリ直下
基本的に、Wordpressと連携させるデータベースのログイン情報等を記載しているスクリプト。
データベース名、接続ユーザー名、接続パスワード等は全て定数化され、Wordpressがデータベースに接続する度に定数として使用される。
各種定数化の最後に、以下の処理が行われる。

  • wp-settings.php を読み込み – 93行目

wp-settings.php

※格納場所:Wordpressのルートディレクトリ直下
wp-config.php から読み込まれると同時に、以下の処理が行われる。

  • コア部品となる各種スクリプトファイルを読み込む
  • 環境チェック
  • 各設定値等を定数として定義
  • データベースとの接続
  • 基本処理関数を実行
  • 各種プラグインのスクリプトファイルを読み込む
  • テーマフォルダ内の「functions.php」を読み込む

ここまでが、ページを出力する前段階になる。

基本関数 wp() の実行

wp-load.php の読み込みから、一連のスクリプトファイルが読み込まれる (データベースとの接続、プラグインやテーマファイルとの連携が完了) ことで実行可能となる。
この処理が実行されることで、アクセスされたURLを元にした検索条件設定、データベースからの必要データ取得が行われる。
同時に、生成された検索条件、投稿データ等はグローバル変数化され、以下、テーマテンプレートファイルからの参照が可能になる。
($wp_query、$post など)

template-loader.php

※格納場所:/Wordpressのルートディレクトリ/wp-includes
アクセスされたURLを元に、指定テーマ内を参照し、最適なテンプレートファイルを読み込むことでページを出力する。
テンプレートはページ種別や条件等で優先順位が異なる。

 

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